Home > 採用情報 > 中途採用 > 社員紹介 > 刺激がある。プロになる。 > 藤巻 勤

社員紹介 刺激がある。プロになる。

プロフィール

藤巻 勤

生産・開発本部 技術部 生産技術
リーダー
2011年入社

ウォーターダイレクトへ入社したきっかけは?

採用時の年齢は53歳。
そんな私を採用しれくれたウォーターダイレクトに「恩返し」をしたい。

前職は半導体に関わる技術者でしたので、その経験を活かしたいと考え、ウォーターダイレクトで募集をしていた「生産技術」の求人を見つけたのが転職のきっかけでした。当初募集していたのは、20-30代の技術経験者。私は年齢で厳しいと聞きながらも、「ダメでもいいから受けさせてくれ。」と、熱願したのです。それだけ初めから、ウォーターダイレクトに何か「運命」を感じていたのだと思います。面接までの道のりも異例でした(笑)。書類選考を行うために、ウォーターダイレクトへ連絡をすると、いつもなら人事担当者につながるはずが、電話に出たのは技術者であった開発の責任者でした。これも「運命」だったのでしょうか。同じ技術者としての波長が合い、その1本の電話で面接を行うことになりました。そして二次面接、最終面接に進み私は採用に至りました。後になって聞いたところ、この「技術」採用の面接に30名ほどの募集があったとのこと。年齢に関係なく、これまでのキャリアを認めてくれたウォーターダイレクトには本当に感謝しています。その時の感謝の心を忘れずに今は、ウォーターダイレクトに「恩返し」をしたいと強く思っています。

ウォーターダイレクトに入社し、はじめの印象は?

入社して初めに言われた言葉が「好きなようにやってくれ。」
ビックリはしたものの、戸惑いはありませんでした。

私が担当することになったのは工場全体の生産ラインを安定化させる為の「設備管理」。当初、この仕事に前任者はいませんでした。要は全て「ゼロ」ベースで任された、ということです。入社して初めに言われた言葉が「好きなようにやってくれ。」でした。
「ゼロ」から作りあげるやりがいを嬉しいと感じる反面、途方に暮れそうな気持が押し寄せてきたのを覚えています。ただ、これまでの長い社会人経験もありましたので、ビックリはしたものの、その言葉を受けての戸惑いはありませんでした。

しかし入社して早々に、次から次と厳しい問題や依頼を突き付けられました。私が入社した2011年7月というのは、2011年3月に起きた「東日本大震災」の直後。ウォーターダイレクトが飛躍した時でもあります。一気にお客様からの注文が増える中、生産ラインを安定化させるための「設備管理」への要求は増えていく一方、初めから全力で駆け抜けなければならないこの状況は、いい意味で自由、その分プレッシャーが大きい環境であり、正直「つらさ」もありました 。

その局面を、どのように乗り越えていったのですか?

どんな時でも謙虚さを忘れずに、チームの若いメンバー達の助けがあって乗り越えられた。

最初は現場に行っても、何もわかりませんでした。とりあえず、工場の図面や機器の取扱説明書を確認したりと、1人でこつこつ学んでいきました。そんな時に助けてくれたのが、チームの仲間でした。チームは比較的年齢層が若い人達で構成されていて、彼等からしてみれば、私なんか年齢のいったおじさんであり、私から見ると自分の娘・息子と同じ年代の若者。しかも前職では技術者という職柄も影響してか、上から「こうすべき」と意見を発言するタイプでした。今、私が仕事をする上で常にポリシーとしているのが、海軍大将であった「山本五十六」氏の言葉です。

やってみせて、言って聞かせて、やらせてみて、 ほめてやらねば人は動かず。話し合い、耳を傾け、承認し、任せてやらねば、人は育たず。やっている、姿を感謝で見守って、信頼せねば、人は実らず。

自分が変わらなくては、やはり若者とコミュニケーションをとることなんてできませんよね。わからないことは年代に関係なく「敬意」をもって聞く、常に「謙虚」な気持ちをもち、「ありがとう」の一言を伝え接していくうちに信頼関係もでき、忙しい中でも笑顔でコミュニケーションがとれるようになりました。そんな仲間の協力が得られ仕事がスムーズに進むようになりました。

次に目指していることは?

ここで踏ん張れば、いずれ仲間が出来ると信じて戦ってきた。
プランはある。できるという自信もある。
次は「自分」が焦点ではなく「メンバーのスキル向上」が目標。

こうしてチームのみんなの協力を得ながら、「設備管理」の基盤を作りあげてきました。その努力が認められてか、入社して半年くらいで「新人賞」をいただきました。50代にして「新人賞」。恥ずかしいという思いもありましたが、こういった賞をもらえるということは、会社に認めてもらえたのかなと、嬉しかったです(笑)。

これからは、PDCA(plan-do-check-act cycle)を回す時期にきている。今、会社一丸となって取り組んでいる「仕組化」の強化が必要であると感じています。私はこれまでも設備の経験があり、そして今、設備管理の改善に対するアイデアもプランもあり、それをやれる自信もある。でもそれは一人ではできない、チームのみんなと一緒でないとできないのです。私の役割は、今いるメンバーに、「向上心と技量」を伝えることです。技術者である私たちが立ち上げて、製造ラインでそれを使ってくれているみんなが喜んでくれなければ意味がないということを、伝えていきたいのです。

今も、ある壁にぶつかっています。そういった壁を一緒に乗り越え成功をつかむことでも、チームの信頼関係を構築していきたい。いつか、「藤巻さんがこんなこと言ってたよな。」と、思ってもらえるような存在になれるよう、チームのみんなとコミュニケーションを大事にとっていきたいと思っています。

※事業活動における生産管理や品質管理などの管理業務を円滑に進める手法の一つ。Plan(計画)→ Do(実行)→ Check(評価)→ Act(改善)の 4段階を繰り返すことによって、業務の改善を継続的に行う。

ウォーターダイレクトで働くならこんな人!という人はどんな人ですか?

年齢は関係ない。自分たちの発想や考えで、道は開きチャレンジできる環境。

会社ごとのカラーを作るのには、よそがやっていることを後追いでやってもだめであり、新しいことを常に先にやることだと、技術職の立場として常に考えています。私がもっている「技量」が役立つのであれば、その「技量」を早く継承していかなければならない。私の年代の技術屋さんは自分の技術を教えるというよりは、「自分の目で見て盗んでいけ」という時代だったのですが、しかし今は時代が違う。「やりたいこと」「改善したいこと」を一緒に考え相談し、作り上げていく、それに対し一丸となって協力しあえるチームを作っていきたいのです。

「自分たちの発想や考えで、道は開きチャレンジできる環境」が、ウォーターダイレクトにはあります。まだまだ、やれることがある。他社では出来ないことにチャレンジし続けるには絶好の場だと思います。「使う人の笑顔」を想像し、常に前向きな向上心とより良いものを作ろうという気持ちをもっていれば、ウォーターダイレクトで一緒にチャレンジするにはもってこいです。年齢は関係ない、それは私が証明します(笑)。